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9月5日(金)19時からの
【AAP×ドリパス】『きっと、うまくいく』アクティブオーディエンス上映!vol.1@シネマート新宿
に行ってきました。

『きっと、うまくいく』については今更私が薀蓄やストーリー解説を書くこともないし、
そんなのはどこかほかのHPかブログで拾ってきてもらえばいいから
書かないけど、良くできた映画で私の評価は
10点満点で星8つ ★★★★★★★★

ベタな表現だが笑いあり、涙あり、恋愛も友情も、それぞれの人の生き方や家族の在り方や、
社会へのメッセージもあり、うまくできた映画で、役者の演技もそれぞれ上手い。
一年ぶりくらいに観たけど、私も自然に泣いて笑って楽しんで観れた。

昨年のシネマート新宿の300もある席が満席で立ち見まで出た理由はどこにあったんだろうかな~
ということも、今回の上映で再確認したいなって思いもありましたが、
要は普遍的な人類共通に共感できるテーマがうまくストーリーの中に組み込まれてたからってことね。
私はインド映画を長年観続けているので普通の感覚っていうのがマヒしていて
この映画だけがそんなに一般の日本の観客に特別であれほどヒットだったっていうのは驚きだった。

インドの文化とか習慣だとか、インドのどこの地域で、、、とか
この俳優はどんな俳優でどんなキャリアと人気があってとか、
配役はどーたらこーたらとかそういう薀蓄は
この映画はあってもなくても十分理解できるし楽しめるからね。
歌って踊ってもあるけどそれも自然に受け入れられたんだなと、、、。

この映画のことは既に語りつくされているからこれ以上書かないけど
先日のアクティブ・オーディエンス上映のことをレポートすると、、、
https://www.dreampass.jp/e702
前売りで売れていたのは75枚。
当日券も下記のように販売していたから実際にはもう少し上乗せがあったと思います。
しかし、キャパ300余の席がある劇場での3分の1位しか人が入らなかったのは
ちょっと寂しい感じだった。

IMG_4670
最初はアクティブ・オーディエンスプロジェクトのアンバサダー
上方落語の若手で端正なお顔立ちの桂三四郎さんの前ふりMCがあり、
拍手を練習してみたり、三四郎さんの掛け声に応えてみたり、
関西ノリのジョークで雰囲気を和らげてもらいました。

お客さんは真ん中のブロックに集中してましたね。

もちろん今回『きっと、うまくいく』をまた観たかったていうのが主な理由だけど
アクティブ・オーディエンス上映(以下、AA上映)って、どんなのかな?!っていう興味もあって、
観に行ってきた次第。

今回AA上映を体験して、マサラ上映とか、川越での上映みたいにマサラ「ディスコ」上映っていうのは
一般のインド映画を普段そんなに観ていない人にはハードル高すぎるから
このAA上映くらいなのが一般的な日本人の感覚では
ちょうどいいくらいなんじゃないかなと思いましたね。

昨今の上映前にちょこっとダンス指南を受けて、
昔のパラパラみたいに同じように踊ってとかいうマサラ上映スタイルは
インド映画長年観てる私でも出来ないし、そう楽しいとも思わなかった。
たいして人が入ってなかったらなおさらイマイチ乗れないしね。

なんか誰かが決めたノリに合さなきゃいけないなんて私はムリでやりたくもない。
インド好きってだいたいそういう型にはめられるのは嫌いなタイプが多いと思うんだけどね。

昔のラジニカーントの映画上映時のマサラ上映と今のマサラ上映はホント違うから。
昔のはもっとファンの自発的な自然発生的なものだった。
今のスタイルが好きなで楽しめる人はそれは自由だからいいと思うけど、
私は昨今のスタイルのマサラ上映なら合わないのでたぶんもう行かない。 

まあいずれにしても、一般的に日本人はそう踊らないよ、そうしろって言われても。
マサラ上映のせいでインド映画に返って行きにくい人もいるんじゃないかなと。
また、あれをやたらと、メディアが取沙汰するのも考えものだ。
(一方で、『歌や踊りがない』というのをやたら強調してその手のインド映画の
売りにしたりするという対極的な現象が、、、)

一部だけ盛り上がったりしてるとなおさらそういう中に入れない人は次はもう嫌だ行かないって思うよ。

AA上映は笑ったり拍手したり感嘆の声を上げたりくらいはオーケーだけど
クラッカーや立ち上がっての鑑賞は禁止。(書いてないけど紙ふぶきもNGでしょうね)

昨日はそんな一定のルールの下で
みんな声出して笑ったり、感嘆したり、泣いたり(私なんか鼻水ずるずるすすってたし^^)
最後は大きな拍手も湧き起っていい感じの上映会でした。
私はこれくらいでちょうどいいよなと思った次第。
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ご参考:
※アクティブオーディエンス上映とは、
上映中、笑う、拍手する、泣く、驚くなどのリアクションまでも楽しんでいただく企画です

注意事項
※禁止事項:サイリウムの持込・使用、火気類の持込・クラッカー・笛などの鳴り物の使用、
座席の上に立つ・足踏み・飛び跳ねる・暴れる・物を叩くなどの行為
※禁止事項違反・係員の指示及び注意に従わずに生じた事故やお客様同士のトラブルにつきましては、
劇場では一切の責任を負いかねます。
※本上映の主旨に反し、他のお客様へのご迷惑となる行為はおやめ下さい。