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みなさん、ぴあ映画生活の武井壮さんとアーミル・カーンの対談映像ご覧になりましたか?
aamir

http://t.co/Zv57aIyX86
武井壮さんのことはよく知らなかったけど、スポーツマンらしいさわやかさのある人だね。
2015年1月30日公開の【ミルカ】にも武井さんは短時間だが出演されている。
インド映画の撮影現場で監督やクルーの面々の様子を目の当たりにし、肌で現場の様子を知っているからこそのインド映画への真摯な想いやリスペクトが感じられて好感度の高いインタビューになっている。
武井さんのインド映画への熱い想いと、武井さんの質問に答えるアーミルの受け答えも素晴らしい。永久保存版にしよう。

このぴあ映画生活には
 
物語の先になにが待っているのか? 監督が語る『チェイス!』
http://cinema.pia.co.jp/news/165817/60362/ 
という、【チェイス!】を監督した
ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督の短いインタビュー記事も載っている。
ここで、監督自身が【チェイス!】(原題 Dhoom3)について、
『実はこの映画は毎回主人公が変わる『DHOOM』というシリーズの第三弾。僕は一作目から脚本を手掛けていて、シリーズである以上、新しい挑戦をしないといけないと思っていた。今回はアクション以上にエモーショナルなドラマを描くことが重要だった。』
と語っているように、【チェイス!】の大きな魅力の一つがこの映画の中心部にある物語の良さなのです。

ヴィジャイ監督が、脚本をいくつも手掛けた後に監督になっているということから【チェイス!】では脚本に力を入れた感動の物語であったこともこの映画の成功の鍵になったと思います。

[あらすじ]
1990年、シカゴ。サーカスの一員としても出演していた幼いサーヒル少年の目の前で、Great Indian Circusを率いる偉大なマジシャンだったジャッキー・シュロフが演じる父、イクバールが自殺する。原因はシカゴ・ウエスタン銀行に融資を断られ、サーカス団の経営が破綻したため。
そこから復讐の壮大なドラマが始まり、20数年後、サーヒル(アーミル・カーン)はシカゴ・ウエスタン銀行を金庫破りで次々と襲い、警察と派手なチェイスを繰り広げていた。
警察は現場に残されたヒンディー語から犯人はインド系だと判断し、インドの名刑事、ジャイ(アビシャーク・バッチャン)とアリ(ウダイ・チョープラー)を呼び寄せる。サーヒルはスペクタクルなサーカスで、サーカス団を再興させつつ、新たな犯行に乗り出していく。

親の仇を討つといえば、日本三大仇討の一つ、曾我兄弟の仇討ち(1193年、『曽我物語』)がありますね。この時期よく演じられる赤穂浪士の討ち入りも日本人に人気の復讐劇。これは親ではなく主君の仇ですが、、、。復讐劇、仇討ちというのは実は日本でも昔から人気のある演目。
【チェイス!】は日本人にも古くから馴染みがあり、人気のある仇討ち、復讐劇の物語であることから、この映画も感情移入しやすいのではないかと思います。

【チェイス!】は、変幻自在のバイクや息をのむカーチェイス、華やかでカッコイイダンスシーンやスペクタクルなサーカスのシーンなどに気をとられがちだけれど、心を揺さぶり、ほろっとさせられるストーリー展開も大きな魅力の一つとして忘れてはいけないと思います。
私はDVDで見た時も日本の映画館で二度見た時も毎回最後は自然に心が締め付けられて涙が溢れ出してきました。

上述の武井さんとアーミルのインタビューでアーミルが 注目ポイントとして、こんな風に語っている。
『【チェイス!】はアクション映画と言っていい。ただし中心に心を揺さぶる物語がある。バイクや車が派手に駆け抜け、壮大な音楽の流れる娯楽作品で、ロマンスあり音楽あり、カーチェイスやバイクチェイスのアクションも豊富で、そこが表に出ていてとにかくワクワクする映画だけれど 映画の心臓部には感動的な物語がある』と。

そして、さらにネタバレすれすれだけれど、この映画のラストシーンについて、武井さんが上述インタビューで『ラストシーンにはどんなメッセージが込められているか』尋ねるとアーミルはこんな風に答えていた。
『この映画が語りかけているのは何か。この映画の中で僕は悪役を演じました。主人公の悪い男の生い立ちや過去が明かされていき、悪事を働く理由もつづられていく。 だが罪を犯したところで誰かが報われる訳ではない。それがメッセージじゃないかな。
』と。
復讐のために罪を犯しても意味がないといったそういう深いメッセージがこの映画、【チェイス!】に込められているのかもしれないということも心に留めて、この映画の中心部にあるストーリーに注目して映画を見るとより楽しめるかも。

【チェイス!】の魅力の紹介はもう数回くらいつづきます
ではまた次回。